院長ブログ

長津田皮膚科に関する情報を発信していきます。

休診日や診療時間の変更、季節ごとのスキンケア、院内設備の紹介などを行っていきます。
長津田皮膚科と紫外線 〜遮光とエキシマ〜
 病気の原因になるだけでなく、逆に治療のために紫外線を用いる点で、皮膚科は紫外線とのかかわりが非常に強い科目です。今回の開業に際して、「紫外線」に対しては少しこだわりがあります。

【紫外線防御】
 クリニックの南側・西側・トイレの窓には紫外線吸収を目的に遮光フィルムを貼っております。また、全ての窓には紫外線吸収用のレースのカーテンを取り付けてあります。
 皮膚科には日光に過敏な患者さんが多く来られる可能性があります。夏場であっても、安心して窓のすぐそばで過ごすことができるよう、努めております。

【紫外線治療】
 紫外線の中のUVBはUVAに比べて強く免疫を抑える作用があります。そのUVBの中でも308nmという波長のみを取り出し、他の紫外線の悪影響を極力減らしたものを治療に用いています。

 308エキシマーシステムという最新の中波紫外線療法器です。
 有効な病気として、尋常性乾癬、尋常性白斑、掌蹠膿疱症、アトピー性皮膚炎、類乾癬、慢性苔癬状粃糠疹、円形脱毛症などがあります。このうち、円形脱毛症のみ保険での治療ができず、自費で治療費(3,000〜4,000円+消費税)をご負担頂きます。それ以外の場合には保険がきくため、3割負担では1,020円を通常の診療費に加えて頂戴いたします。
 治療は1照射あたり数秒から数十秒で済み、痛みは全くありません。

 今までの治療でなかなか治りが悪い場合には一度ご相談ください。
 
| 検査・治療の紹介 | 16:38 | comments(0) | - |
スキンケア 第11回 紫外線の影響・効果 〜百害あって一利あり?〜
紫外線が肌にあたるとどのような影響があるのでしょう?
実は、「害」がほとんどで「利」はわずかです。

数少ない利点は、.咼織潺D3の生合成と∋膤粟による免疫抑制を利用した治療、この二つです。

.咼織潺D3の生合成・・・通常の生活でも十分に必要量は達成できています。一部の国では日焼けを推奨するところがありますが、日本では不要です。ただ、乳幼児に「くる病」が最近増えておりますが、その一つの理由として過剰な紫外線防御があげられております。ですから、必要以上の紫外線防御は良くない、普通の生活をしながら適度に日に当たる、この点をお知りおきください。
∋膤粟による免疫抑制を利用した治療・・・紫外線は皮膚の表面(表皮から真皮の一部)に作用して、免疫機能を抑えます。皮膚病の中には、紫外線を照射して過剰な免疫をある程度抑えることで治療できるものがあります。この点は、<検査・治療の紹介>のコラム内で宣伝&お知らせいたします。

さて、紫外線が肌にあたることで生じる「害」について御紹介いたします。

ゝ淦傷害(すぐに生じる影響。たとえば「日焼け」など。)
 ・主にUVBが引き起こし、皮膚を赤くします。日光皮膚炎(サンバーン)と言われ、赤い日焼けとして現れます。
∨性傷害(長期間の暴露で後から出てくる影響。)
 ・光老化・・・日光黒子(ほくろ)、深いしわ
 ・腫瘍 ・・・脂漏性角化症(老人性イボ)、光線角化症などの良性腫瘍や基底細胞がん、メラノーマなどの悪性腫瘍

このように悪い点が多いので、利点を考慮しつつ、紫外線防御を適切に行う必要があります。白人ほど過敏に行う必要はありませんが、適切なやり方でなるべく早期から(少なくとも小学生ぐらいから)紫外線防御を始めましょう。

次回、日焼け止めの種類や塗り方についてご説明いたします。量が多くなるときは回を分けます。
| スキンケアのポイント | 10:31 | comments(0) | - |
スキンケア 第10回 紫外線って?
これから数回にわたり、紫外線とスキンケアとについてお話を進めます。その際、知って頂きたいことを先に述べさせて頂きます。

【紫外線とは】
 紫外線は、太陽から地上に到達する光線の一つです。もともと太陽から地球に向かって、赤外線、可視光線、紫外線、電離線が地球に向けて発せられます。オゾン層があるおかげで、電離線と紫外線の一部が遮断されます。地上には赤外線と可視光線、紫外線のうちUVAと一部のUVBが降り注ぐのです。
 
 地上に到達する紫外線の量は季節や時間、大気などによって異なるだけでなく、反射する地表の性質によっても異なります。紫外線が強い時期は5〜8月、1日の中では10〜14時が最大です(1979年)。地表の性質では新雪が80%を反射し、以下同様にアスファルトが10%、水面が10〜20%とされています(1979年)。また、晴れている日は、もちろん太陽光が直接降り注ぎます。それだけでなく、曇り空であっても、雲で散乱された光が降り注ぐため、50%以上は地上に到達すると言われております。

 地上に到達する紫外線はUVAとUVBですが、性質が異なります。
 UVAはガラスを容易に通過し、真皮(皮膚の層の1つ)の中層まで到達します。後でも触れますが、その作用は比較的弱いものの、大量もしくは長期間暴露することで皮膚に障害を生じます。例えば、黒い日焼けや光老化を生じさせます。
 UVBはガラスで大部分が吸収されます。表皮(皮膚の層の1つ)でほとんどが吸収されますが、一部は真皮の浅層まで到達します。UVBはUVAに比べて作用が強く、600〜1000倍の力を持つと言われます。わずかしか暴露しなくても皮膚に強い障害を生じます。例えば、赤い日焼けや光老化、発癌にまで関与します。

次回、紫外線がもたらす皮膚への影響について、もう少し細かく解説致します。
| スキンケアのポイント | 17:35 | comments(0) | - |
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